なしですな
[size=32]ビキビキビキビキ
「ぐ…ぐぅっ…!」
「ノ、ノォォォォ!!ね、ねえどうするの!?どうすればいいのぉ!?」
「これを治せるのは、ドラゴンの泉だけ…」
「ド、ドラゴンの泉?」
「どんな病や傷も治すと言われる聖なる水…トゲランの石化を止められるのは
それだけだって、本に書いてあった…」
「…!」
[size=32]ばひゅうううううん[/size]
「ディ、ディアン!?」
さらに腕だけでなく全身にまで広がり始めたレオンの石化、それを止めるにはドラゴンの泉という特効薬を使うしかないようですが…
そのドラゴンは出会った人間をかたっぱしから皆殺しにするという、とんでもない怪物のようです
ところがレオンのパートナーのディアンは、そんな危険な場所にたった一人で向かって行ってしまい…
「ねえ、私達も行こう!」
「や、やめた方がいいわ!泉のドラゴンに会って、生きて帰ってきた者はいないのよ!」
「私達の力じゃどうすることもできない…」
「いや…!俺が行く!」
「む、無理だよそんな体で!」
「でもディアンが…!俺がディアンを助けないと…!ぐっ…!」
「…分かった、一緒に行こう!」
「ちょ、ちょっと!?なに言ってんのよ!?」
「あんな怪物に会いに行くなんて冗談じゃねえ!俺はここに残るからな!」とディアンを見殺しにする気満々のガーネット、
「ドラゴンの泉に行くとか正気ですか!?」とどう見ても行く気ゼロのミリア、
「ディアンは犠牲になったのだ…」と早くもあきらめムードなサラ、
しかしそんな中で、ディアンを助けに行こうと真っ先に行動を起こしたのはレオンでした
もうこのアニメの主人公はレオンでいいな…(えー
そんなレオンに続く形であかりも一緒に、そしてあかりが行くなら私もとサラも一緒に行くことになります[/size]
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「この魔法の絨毯に乗っていけば速いわ、じゃあ行くわね」
「ありがとう、サラ…」
「ちょ…ちょっと待ちなさいよぉ!私を忘れてない!?」
「あなたも行くの?」
「う…も、もちろん。行くに決まってるでしょう…?」
[size=32]「えええええ!?」
「や、やめた方がいいにゃん!」
「うう…」
「私達みんなドラゴンに食べられちゃうわよぉぉ!?」
「い、いいから行くのぉぉぉっ!!」
そんな中、一人だけ置いていかれそうになったミリアでしたが、仲間外れになるのは嫌だと言わんばかりに
半分ヤケになって自分も一緒に行くことに!ああ、そんななし崩し的に参加して本当にいいのだろうか
すぐ隣で「死にたくなーい!死にたくなーい!」とギャーギャー騒いでるガーネットも
そんな死地に連れて行くなんて…(えー というかさすがに見苦しすぎるぞガーネット:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
「ここがドラゴンが住むと言われている泉よ…」
[size=32]グアオオオオオオッ!![/size]
[size=32]「ふぎゃああああああ!?で、出たぁぁぁぁぁ!!」
[/size]
そんなわけでドラゴンの泉にやってきた一同ですが、そこにぬーんと姿を現した噂のドラゴン!
こ、これは…しかしなんとなく理知的そうなドラゴンですね、ガーネットはビビリまくってますが意外と話せば分かる奴ってことは…[/size]
「ドラゴンよ、非礼は詫びる!だがそこにいるディアンは俺の大切なパートナーなんだ、
ディアンを解放してはくれないか!」
[size=32]ギャオオオオオオ!!「うひああ!?お、怒ってる!ドラゴン超怒ってるよぉぉ!!」
かと思ったら全然話通じてねえ!!(えー
ああなんてこった、レオンがドラゴンに向かって
「うちのディアンがご迷惑をおかけしまして…」と謝りますが
ドラゴンはそんな謝罪を意にも介さず怒り狂うばかり!ああ、やはりドラゴンと言っても
所詮は畜生でしかなかったか…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
[size=32]
ズドドドドド![/size]
「ひゃっ!?な、なに!?」「い、いやあああああ!!」「う、嘘でしょお!?」「ど、どうしよう…?」「まずいわ…!ジュエルペットがいないと人間は魔法を使えない!」「くそ…!」「魔法が使えない以上、私達にドラゴンに立ち向かう術はないわ…」
そんな中、いきなりルビー達に
捕縛魔法を発射してジュエルペット全員を捕まえてしまうドラゴン!
どうやらディアンもすでにこれに捕まっていたようで、ルビー達と引き離されたあかり達は
魔法の使えないただの一般人に…
それにしても
「いやーそろそろお手上げだしこれは見殺しですね」って
さっきからサラ簡単に諦めすぎ(えー
こういう時こそあんたの頭脳でなんとかしてくださいよ!
「ぐっ…!ディアンと…みんなを助ける!」「ええ!?む、無理よぉ無理無理!いくらレオンでも絶対無理!」「ディアン!ジュエルスターになるんだろうッ!!こんな事で諦めるお前じゃないだろ!!」「…!!」[size=32]
「ディアン!!来いッ!!」[/size][/size]
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[size=48]ズゴゴゴゴゴゴゴ!!
ってなんじゃこりゃー!!な、なんつー…この状況の中で諦めずにレオンが熱い叫びをあげると、
それに応えるようにディアンの中で荒ぶる魂・バーニングソウルが覚醒!
なんという…まさかあの無口なディアンがこうも熱い魂を秘めていたなんて…
「ディ、ディアンの魔法力が高まっていくわ!?」
[size=32]「…!!」[/size]
[size=32]バッチイイイイン!![/size]
「う、嘘!?力づくでドラゴンの魔法を破っちゃった!?」
[size=32]「ディアン!グリーラグリーラ!!」[/size]
[size=32]ズドドドドド!![/size]
[size=32]「でぇやあああーーっ!!」[/size]
[size=32]ズバッドバアアアン!![/size]
「た、助かったぁぁぁ!」
バーニングソウル熱く燃やして行くぜクリアマァァァイン!!(えー
そんな凄まじい力を解放したディアンは、なんとドラゴンの捕縛魔法をバラバラに吹っ飛ばしてレオンと合流!
即座にレオンは魔法で炎の剣を生み出すと、ドラゴンの発射してきた魔法弾をメッタ斬りにして迎撃します
そのスキにディアンがルビー達を助けて、なんとかあかり達も魔法が使えるようになったという…もはやこの2人は完全にヒーローですなあ[/size]
[size=32]ビキビキビキビキ
「ぐ…!くっそぉぉぉっ…!」
[size=32]ドッボアアアアア!![/size]
「くっ…!?」
「ふううううんっ!」
[size=32]バッチイイイイン![/size]
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